診断を受けたとき、私は心のどこかで覚悟していました。
**「この子にお友達ができるのは、もっとずっと先のことだろう」**って。
言葉がなかなか出てこない。
コミュニケーションの取り方が難しい。
周囲の子たちの輪に入っていくのは、きっとハードルが高い。
そんなふうに思っていたからこそ、
「今は焦らず、長い目で見ていこう」と自分に言い聞かせていたんです。
でもその数ヶ月後、
2歳10ヶ月のある日、「大好きだよ」と呼び合えるお友達ができました。
思いがけないその出来事に、私は驚きながらも、
ふっと肩の力が抜けて、目頭が熱くなったのを覚えています。
「私が心配しすぎなくても、子どもはちゃんと育っている」
「息子のいいところを、ちゃんとわかってくれる子がいる」
その事実が、こんなにもあたたかくて、誇らしいなんて。
そして年少さんに進級したとき、
あるお母さんから声をかけられました。
「息子ちゃんがいるから園に行くって言ってくれるんです。本当に助かってます。」
もう…涙が出そうでした。
さらに少し経つと、
今度は年長さんのお姉さんたちが、息子のことをたくさんかわいがってくれているという話も。
「お世話してあげたい」「いっしょに遊びたい」って。
そんなふうに思ってもらえるなんて、本当にうれしくて、何度も何度もその言葉を思い出しました。
子どもたちって、本当にすごい。
ピュアで、真っ直ぐで、お互いの“好き”や“心地よさ”で繋がっていく。
私たち大人が学ばせてもらうこと、たくさんありますね。
私はここ数年、仲の良い友人とだけ付き合うようになって、
正直、少し人間関係に距離を置いていたところがありました。
でも息子は――
どんどん世界を広げている。
「嫌われるかも」なんて思わずに、まっすぐ人に向かっていくその姿に、私ははっとさせられました。
息子に、友達づくりを教えてもらおう。
少しずつ、私も外に目を向けていこう。
そう思えた、かけがえのない出来事でした。


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